2児のママだけど、転職してみました。

都内にすむ2児のワーキングマザーです。ワーママ、転職、日々の発見等

男性も育児休暇を上手に取得することで、実は働くよりも収入がUPするかもって知っていましたか?

はじめに

 こんにちは。6000人規模の大企業からスタートアップに転職した2児のワーママです。先日、女性側の産前休暇にまつわるブログを書きました。

workm.hatenablog.com

今回はその男性版になります。なかなか男性の育児休暇の取得が危ぶまれていますが、育児休業を取得することは必ずしもマイナスではありません。すこし、本末転倒ではありますが、そこまで収入が減らないことを言い訳に夫に育児休暇を取得してもらうことで、少しでも男性の育児休業取得率が高くなることを期待しています。

 

 

育児休業とは

 詳細は、このサイトが一番わかりやすいかもしれません。

ikumen-project.mhlw.go.jp

 

  男性側も女性と同じく、育児給付金は受け取れ、非課税対象、かつ、社会保険料も月額にて免除が可能です。女性側と同じく月をまたいで2日だけでも育児休暇を取得すれば、1ヶ月分の社会保険料が免除になります…!さらにボーナス月であれば、ボーナス分も社会保険料免除となります。ここで注意してほしいのは、同じ月中に、育児休暇を取得し、復帰してしまうと免除されないことです。あくまで、月をまたがるように(本当はそれ以上取得してほしい所ですが)取得することがポイントになるようです。

 

男性側が育児休業を取得するには

 男性側の育児休業の定義を調べてみたのですが、女性側と同じ、「育児のために一定期間休業」で問題ないようです。育児休業って特に国に対して、申請って必要ないんです。会社に育児休業届を提出する、これだけで定義されるようです。会社側が取得していいよーとなれば、取得となるようですね。会社によって、無給か有給か定められていて、無給の場合は、育児休業給付金を女性と同じくハローワークに申請をすれば、支給してもらえるよう。

 有給の場合は、雇用保険料の支払いがあり、無給の場合は、雇用保険料は免除となります。雇用保険は日割りで加算されますが、微々たるものなのであまり気にしなくてもよいかと思います。

 

社会保険料免除手続きの仕組み

 社会保険料免除は、会社側に「育児休業届」を提出すると、進めてもらえます。具体的な手続きは、

https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/kenpo-todoke/hoshu/20140403-01.files/0000018504jpO1QgICPr.pdf

この書類を所轄の年金事務所に、会社側が記入し郵送するだけで完了です。添付書類なんていりません。これだけです。ただし、

役員・経営担当者等の使用者の方は、原則、保険料免除には該当しませんので注意してください

と記入がありますので、役職がついてある方は、問い合わせをすることをおすすめします。

  会社に確認が必要ですが、有給が溜まっていて、有給を育児休業扱いとする、ことが可能であれば、有給消化も兼ねて取得すればよいと思います。(有給使うのもったいないですが…)会社側から、年金事務所に届出を出せば、育児休業扱いで免除となります。難しい場合は、育児休業として無給で取得して、1日2日であれば、給付金の申請は面倒なのでやらなくても良いと思いますが、1週間以上取得するのであれば、給付金取得を視野にいれた方がよいかと思います。

 

男性側が育児休暇を長期間とるメリット

 男性が長期間育児休業をとるメリットは意外なところに出てきます。女性側男性側ともに育児休業を取得すると、収入がなくなります(その分給付金はいただけます)

つまり、所得税が減るのです。

 所得税が減ることだけでも、十分なメリットなのですが、実は減った所得税は保育料に跳ね返ってきます…!保育料算出の仕組みは下記より確認ください。

kosodatetown.mamafre.jp

 実際は、4月入園なので剥離しますが、わかりやすく、1月〜12月で夫婦で取得したとします。

 夫:500万 妻:300万 東京都23区です。

4月分から8月分は、800万での計算になるので、約5.5万円前後

9月分から3月分は、0万円…おや無料ですね。

翌4月分から8月分も、0万円となります。

 

妻だけが取得した場合であれば、

4月分から8月分は、800万での計算になるので、約5.5万円前後

9月分から3月分は、3万円前後

翌4月分から8月分も、3万円前後となり、

保育料36万円ほど得になります。

 

本当に収入が減るのかどうか。

 収入が減るのかどうかが気になる所なので、上記のケースで育児給付金を計算してみます。なお、比較のため、雇用保険は無視します。また、あくまで差額をみる計算なので、保育料と所得税の時期がリンクしていません。

所得税はこちらのサイトで計算させていただきました。

所得税の計算式 | 自動計算サイト

 

<通常時>

夫:額面月42万(社会保険料6万円) 36万×12ヶ月=432万円

妻:額面月25万(社会保険料4万円) 21万×12ヶ月=252万円

計 684万円(ー所得税78万)=606万

<妻のみ育児休業時>

夫:額面月42万(社会保険料6万円) 36万×12ヶ月=432万円

妻:17万円×6ヶ月+13万円×6ヶ月=180万円

計 612万円(ー所得税57万ー保育料36万)=519万 

<夫婦共育児休業時>

夫:28万円×6ヶ月+21万円×6ヶ月=294万円

妻:17万円×6ヶ月+13万円×6ヶ月=180万円

計 474万円(所得税0万)

 

 となり、残念ながら育児休暇を取得すると収入減になるようです。保育料減を考えても金銭的には減ることは否めません。ただ、その差は、40万。1年休んでも働いても月5万円の差となると、悩む人も多いのではないでしょうか。

 これであれば、男性側がやはり長期間とるのはデメリットしかないように感じてしまうので、最後に半育休の制度のご紹介をしたいと思います。

 

半育児休暇制度とは

 月80時間までの労働であれば、育児休業中に働いても育児給付金がもらえます。また、給与+給料合わせて8割まで許容され、8割を超えると給付金が減額されるという制度になります。

 この半育児休暇制度を男性側が取得し、育児給付金満額、残りを会社側から給料として取得したと仮定します。この場合、厳密には雇用保険が発生するのですが、無視しています。もちろん、半育児休暇中は、社会保険料は免除となります。

 

<夫半育児休暇取得時>

夫:(28万円+6万円)×6ヶ月+(21万円+13万円)×6ヶ月=408万円

妻:17万円×6ヶ月+13万円×6ヶ月=180万円

 計 588万円(ー所得税3万)=585万

※実際には保育料は月数千円が発生するかと思います。

 

妻だけ育児休暇した場合:519万円

夫が半育休、妻が育児休暇取得した場合:585万

 

なんと、夫が半育休を取得した方が働くよりも収入が増えました…!

 

半育休については、まだ一般的ではないため会社側と相談が必要になります。実際に取得した方のブログはこちらになります。育児休業給付金の上限に引っかかる目安が年収500万前後とのことなので、夫婦とも500万以下であれば、半育児休暇制度を活用したほうが、働くよりも実は、トータルの収入が増えることになるのです…!

 

fledge.jp

 まとめ

 育児休暇を取得したら収入が減るのは事実ですが、いろいろな制度をうまく活用すると、実は働いていいるよりもお得になるケースもあります。このあたりは複雑な計算が必要となるので、事前に、いつからいつまで休んだら得!と、言えないところはあります。しかし、新しい家族と過ごす時間はプライスレス。

 その時間を実は、大きな収入減することなく獲得することも可能かもしれません。ぜひ、男性も、長期の育児休暇取得が日本のスタンダードとなることを祈ります。

 

 

産前休暇に入るタイミングで、知らないうちに損してるかもって本当?

はじめに

 こんにちは。6000人の大企業からスタートアップに転職した2児のママです。私は、大企業とスタートアップでそれぞれ1回ずつ育児休業を取得しました。スタートアップでは、私が初めての育児休暇だったこともあり、ほぼすべて自分でやりきりました。

 大企業のときには会社が窓口だったので、会社規則に従っていたので、何も思いませんでしたが、いろいろと知っておけば得することが、自分で手続きすることにより見えてきたので、まとめてみました。

 

 

産前産後休暇とは

 産前産後休暇は、母体保護の観点から認められています。休んでいる間の給与は、「出産手当金」として約3分の2の給料が、健康保険組合から支払われます。

 申請先としては、勤務先の健康保険組合協会けんぽか、企業の健康保険組合)に申請することで、取得できます。ただし、国民健康保険では取得できないため、注意が必要です。

 ここで、会社員の方は会社規定に沿って、手続きを進めるため、年金機構などの決まりをしらないまま申請を勧めている方も多いと思いますが、ぜひ一読することをおすすめします。

産前産後休業を取得したときの手続き|日本年金機構

 

産前産後にもらえるお金、免除されるお金

 産前産後休業中は、会社員であれば、社会保険料が免除され、出産手当金がもらえます。 ここで注目すべきは、社会保険料は日割りではなく、月での請求となるという点です。ということは、4月1日で産休に入っても4月末で産休にはいっても、4月分の社会保険料は免除されるということになります。

(4)保険料の徴収が免除される期間は、産前産後休業開始月から終了予定日の翌日の月の前月(産前産後休業終了日が月の末日の場合は産前産後休業終了月)までです。免除期間中も被保険者資格に変更はなく、将来、年金額を計算する際は、保険料を納めた期間として扱われます。

 

 仮に、月給が25万、社会保険料が4万だったとしてシミュレーションをしてみました。※所得税は変わらないため、計算から省きます。

 

4月1日から産休に入る場合

4月分給料:0円

出産手当金:約17万

計 約17万

4月15日から産休に入る場合

4月分給料:約12.5万円

出産手当金:約8.5万円

計 約21万

4月29日から産休に入る場合

4月分給料:約24万円

出産手当金:約1万円

計 約25万

 通常であれば、社会保険料が引かれて、手取りになりますが産前休暇に入るため、引かれません!むしろ通常よりも給料が4万も増えるのです…!

 このようにいつから産休に入るかで、実はもらえる金額が大きく変わってきて、末になればなるほどお得になります。

 

産前休暇を取得する際に知っておきたい決まりこと

・産前休暇は、本人が働きたい!といえば働いても全く問題ない。

・産前休暇は、生まれた後に、申請すれば事後修正が可能。出産日から42日前が産前休暇となる。

・産前休暇は労務に従事していなければ、給料取得有無にかかわらず、休んでいたことになる。社会保険料免除の場合)ただし、給料を取得していた場合、出産手当金はその分引かれます。

年金事務所へは、出産前+出産後もしくは、出産後にまとめて、いずれかで問題ない。

 

 これらの決まりことを守りながら、4月1日から産休予定の人は、3月末から有給を取得しておけば、出産が早まった際、産前休暇の修正が可能で3月分の社会保険料が免除となります(会社に事前提出及び修正提出をお願いしておきましょう)

 中途半端に4月中旬から産休予定の人は、体調が良ければ4月末まで(産前休暇を使わないのは少し勿体ないですが)働いてもよいですし、有給休暇が溜まっていれば、もしもを考えて3月末からの取得でもよいでしょう。

 4月末から入って、出産が遅れてしまっても事前に提出してさえおけば、産前休暇は+αされるので、4月分は免除のままになります。

   

ボーナスも社会保険料免除対象

 実はボーナスも社会保険料免除対象となります。産休中のボーナス支給は会社規定によると思いますが、前職ではボーナスもらえました。(ただし、産前休暇で休んだ分、引かれています。)ボーナス支給月が産休に重なっている人は、まさにボーナス。場合によっては数十万円も特になるケースもあります。

  

まとめ

 会社任せにせずに、知識をもって勧めていくことで、実は本来は払わななくてもよかった保険料が免除されることがあります。申請自体は、紙に記入して年金事務所に送付するだけなので、うまく会社の担当の方と連携しながら、(合法的に)節税をしましょう!

仕事復帰が不安なママ。保育園が決まったら、仕事復帰までにしておくべきこと。

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はじめに

 こんにちは。途中、育児休暇も挟んでいますが、上の子も3歳をすぎて、ワーママにももう慣れたといってもいいと思ってきました。私は、ちょうど1歳の時に復帰をしたので、約2年ほど、育児と家事の両立をしてきました。といっても、ママ界ではまだまだとは思います。

 1人目であれば、保育園が決まって嬉しい反面、不安なことも多いママもいると思います。復帰まで後少し、何をしておくとよいのか、まとめてみました!

 

 

朝夕の生活リズムを整えよう

 すでに、会社と勤務時間の話もしながら、タイムスケジュールを作ってみて、ああ思ったよりも大変だ、、と頭を抱えているママも多いのではないでしょうか。自分だけでなく、子供の離乳食進めるべき?断乳どうしよう?など、自分だけでなく、子供の事も含めてやる事考える事がいっぱいです。

 まず、進めてほしいのは、パパママの朝夕の生活リズムを整えることです。当たり前かも知れませんが、知らず知らずの内に、生活のペースが育児休暇モードになっているので、仕事モードにしていく必要があります。といっても、具体的にすることは特別なことではありません。仕事に復帰すると、仕事のストレスももちろんありますが、朝と夜の生活の余裕のなさや生活リズムが変わる事も意外とストレスになってきます。子供はあくまでそのリズムに合わしていきましょう。

 朝8時に子供を送る必要があるのであれば、朝8時前には、家を出れるように今から慣らしておきます。朝何時に起きれば、スムーズに行くのかを見つけておくと、スムーズです。育児休暇中であれば、まだ失敗しても遅刻にはならないので、ママだけでなく、パパにもうまく分担し、パパも巻き込み、朝のリズムをつけておくことが大切です。

 夕方も同じく、家に18時に帰宅するのであれば、18時からご飯の仕度をするようにしましょう。夕飯は、作り置きで対応しておくのか、朝作っておくのか、時短キットで夜作るのか、これもいくつかパターンがあります。お試ししながら、色々といい方法を見つけておきましょう。お迎えも、例えば時短勤務であるママが日常的に担当するとしても、最低でもパパにも週1でお願いしておくと、ママの息抜きの時間や業務調整に当てられるのでおすすめです。また最初は、復帰おめでとう!と歓迎会も増えがちなので、パパにワンオペ対応が出来るように練習を今のうちから進めておかないと、夜の会合の参加も難しくなります。

 パパに週1のお迎えお願いする場合、今ままで残業が普通のパパであれば、残業をしない日を1日作る!というのも、訓練が必要です。今のうちから進めて、慣れておいてもらいましょう。

 

具体的な朝夕のやることリストと組み立て方

 具体的に、いつ何をしていくか決めていく上で、大切なのは、既成概念を取っ払って考えると、意外といい方法が見えてくることでしょうか。料理はママ!だったり、早く帰る方がご飯担当!だったり、してそれに縛られがちですが、意外と深夜帰宅したパパが朝ご飯の仕度までして寝てくれると、朝の準備がスムーズに進むというケースがあります。お互い仕事が忙しい事を理由にせず、自分達にとって、ストレスがたまらず、都合がよい形を夫婦で見つけていきましょう。

  • 保育園の準備(検温、ノート書き、着替え準備等)
  • 洗濯
  • お風呂掃除
  • お化粧等、朝の身支度
  • 子供の身支度、オムツ替え
  • 朝ご飯の準備、片付け
  • 朝ご飯の時間
  • 子供のご飯(授乳、離乳食)
  • 夕ご飯の準備
  • 夕ご飯の時間、片付け
  • 掃除                                etc.

 

1週間の生活リズムを整えよう

 朝夕がなんとなく出来るようになってきたら、次は1週間の生活リズムを整えていきましょう。1週間のリズム・・・?と思われるかもしれませんが、大きくは、買い物と掃除、洗濯の頻度を決めておくことです。育児休業中は、汚れたら掃除というか毎日家に居るので、掃除や買い物をするのも負担ではなかったと思いますが、毎日の仕事と育児の中に、掃除や買い物を組み込んでいく事は非常に大変になります。

 週1まとめ買いをするのか、宅配を利用するのか、それとも3日に1回ほど仕事帰りに買って帰るのか、これも個人によって好みがありますので、自分のスタイルを見つけておきましょう。掃除についても、毎日ちょっとずつ進めるのか、週1まとめてするのか、家事代行にお願いするのか、固めておくと安心です。また、復帰の機会に、自動掃除機を導入される方も多いと思います。これも早めに買って、試しておきましょう。我が家もルンバですが、最初はよく障害物にあたり止まっていました。。。何が障害となってしまうのか、家で観察しておくと、復帰して、疲れて家にかえって「あ、今日も掃除してないじゃん」と絶望する頻度が減りますよ。

 

毎日保育園にいくことに慣れよう

 育児休業中、ついつい家が中心となってしまい、復帰後、毎日の通勤するだけで疲れてしまうというママも非常に多いです。それなのに、仕事の前後に保育園に行くという用事が増えるのは意外と大変です。特に家から遠い保育園であれば、なおさらです。

 毎日保育園に行きはじめると「今日は行きたくない」とか「乗りたくない」とか子供の年齢が高いほど出てきます。1歳の頃。娘は、抱っこ紐イヤーとなってしまいました。育児休業中は、「嫌ならいいか」となるのですが、復帰をしたら「嫌ならどうしたら、楽しくできるか」を考えなければいけません。であれば、今のうちから毎日とりあえず、行くことにだけでも慣れておいてもらうなど、できることを進めておきましょう。その中で、復帰までに対処法が見つかれば、よりラッキーです。

 また、徒歩やベビーカーで通う場合も意外なトラップがあることに気づいておく事が大事です。トラップといっても、花が綺麗に咲いている家の前で長時間止まってしまう等です。私も子供をみながら、信号はここでわたっておこう、と事前に決めておきました。

 雨の日の通園方法の問題もあります。自転車を新しく購入したママであれば、練習をしておく必要もあります。会社に通うと違って、意外と子供を連れて保育園に毎日通うというのも大変ですよ。(育児休暇中の上の子の送迎ですら、大変です)

 

子供の準備は何をすればいいのか。

 保育園から、準備しておいてほしいと言われたことは、準備しておきましょう。以上!です。哺乳瓶に慣らしておいてくださいね、と言われることもあるでしょう。断乳をした方がいいのか、というママもいるでしょう。個人的に、保育園に入って、ママと離れることは子供にとっては、非常にストレスだと思っています。(環境の変化という意味です、大人でも社会人1年目ってしんどかったですよね)そのストレスを感じる前にさらに、嫌なことをしてしまうのは、余計にストレスなのではと感じているので、子供にとってストレスとなりそうなことは、保育園に慣れてから、の方がよいんじゃないかなーと思います。

 まず哺乳瓶に関しては、やっておく事はよいですが、必ずしもやったからといってスムーズにはいきません。上の子は4ヶ月で、生まれてから毎日哺乳瓶を使い慣れていましたが、保育園で飲むのに1ヶ月以上かかりました。お腹すいたら飲みますし、飲まなければ、なんとでも保育園でしてくれます。朝夕の授乳で娘はしばらく生きていました。

 特に、断乳は、子供が変にストレスを感じてしまう恐れがあるので、保育園入園前ではなく、時期をずらした方がいいと思います。大変は大変なのですが、母乳育児と仕事は、思うほど大変ではありません。また、保育園に入っても、できれば、2歳近くまで続けたいと思うのであれば、ぜひ続けましょう。私も1歳半まで続けました。

 離乳食がちょうど始まる時期と保育園が重ねっていれば、進めておきましょう、ただ、無理矢理早めたり遅くしたりする必要ないと思います。すでに離乳食が始まっている場合は、食材については極力進めておくとよいでしょう。たまに、「鶏のレバー」という稀な食材が今週でるので試しておいてくださいね、と月曜日にいわれ焦る!というケースは防げます。

 

まとめ

 復帰するといっても、特別なことは必要ありません。大切なのは、子供が保育園に通う事を慣れる事」「夫婦ともに子供と仕事を両立し、無理なく続けていく生活を見つける事」この2点につきると思っています。前者は、慣らし保育が始まらないとどうしようもないですし、行き始めたら、慣れます。心配しないでください。

 後者の方が重要です。どうしても、仕事は復帰してからになりますが、今からでも出来る事はあります。復帰したら、とにかく仕事に慣れることに、注力しましょう。また、日時が経つと、子供が熱を出すなど突発的なこともでてきます。本当に、1人目の共働きは、すべてが試行錯誤だと思います。ママだけがすべてやる必要もありません。夫婦でがんばっていきましょう。

妊娠していても転職して大丈夫?育児休業給付金の受給資格や保育園の入園についてまとめてみました。

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はじめに

こんにちは。転職内定とともに妊娠が発覚し、勢いで転職してしまったワーママです。妊娠中の転職(しかもすでに子持ち)のため、通常の転職とは違って色々なことが不安でした。おそらく、母数も非常に少ないため、ネットでもあまり出てきません。出てきても、「非常識だからやめましょう」等です。

 その不安を乗り越え、今は、無事に出産し、育児休業を取得し、2019年4月に復帰を予定しています。同じ悩みを持っている方の後押しになればと思い、自分の経験をまとめています。

 

 

私が転職をした理由

 私は、ワーママとして1年ほど働き、時短勤務ですが働くことに限界を感じていました。元々大企業で10年近くつとめており、専門職で資格もあり、働きやすい制度も整っていました。ただ、この会社であと10年つとめたら私に何が残るんだろう、というママとはあまり関係ない漠然としたキャリアへの不安と、時短勤務とは言いながら残業や顧客対応業務のストレスが常時あることで、ママとして長く続ける仕事ではないなというママ目線でのキャリアへの不安から、転職するなら今のうちだと思い転職活動を決意しました。

 

妊娠中ってそもそも転職できるの? 

 私は出来ました。友人も出来ました。結論として出来るか出来ないかでいうと出来ると思います。ただ、まだ厳しいことは確かです。そもそも、女性自体が企業での転職が男性よりも難しいことは大前提として、(悲しいですが)まだある上、ましてや、子持ちで時短希望(残業なし)、妊娠中というハンディで転職をするのは非常に困難ですが、受け入れてくれる企業は必ずあります。

 ポイントは、①転職エージェントを女性もしくはママに特化したサービスを活用すること、②働きやすさを重視している企業を狙うこと(残業0等打ち出している、女性が多い職場等)③会社規模やネームバリューにこだわらない、です。特に、③ですが、意外と制度が整っていない会社や人数の少ない会社の方が融通が聞くので、変に制度のある大企業よりよいケースもあります。あまり事前の情報だけで、選り好みせずに、まずは話を聞いてみる!というフットワークの軽さも重要になってきます。(現に私は育児休暇制度がない会社に転職し、私のために作ってもらいました)

 

妊娠中の転職で気をつけること

 私は、妊娠と同時に転職活動を終えたので、正確には妊娠中に転職活動はしていません。つわりがひどくなる前に完了しています。妊娠中はつわりに限らず、体調が不安定なこともあるので、まずは体調が安定していることが非常に重要だと思います。

 また、もしすでに私のように子供がいる状態であれば、そもそも転職活動に使える時間も限られてきて、あまり時間を使うことが難しいかと思います。そうなると、産休に入る前に転職したい場合、思い通りに進まない可能性も高いので、もし在宅勤務であれば、在宅勤務の日をうまく利用する、半休を使う等、時間を捻出して転職活動をスムーズに進めることが必要となってきます。

 事前に準備しておく事項として、仮に内定が出た場合に、すぐに転職できるのか、前職での引き継ぎが必要なのか(産休までにどのくらい働けるのか)、産休に入るまで及び復帰後の働き方(時短なのか、フルタイムなのか、在宅希望なのか)を出来る限り、明確にすることが必要です。給料だけではなく、働き方も含めた条件を具体的に企業に自ら提案提示していくことが、転職後、お互いの認識のズレも少なくなると思います。

 

育児休業給付金は取得できるの? 

かつての条件で、「同じ事業者で1年以上勤務すること」という条件があったため、未だその情報がネット上に残っているので、混乱が生じているのですが、結果的に、同じ事業者で、1年以上の勤務条件がなくても受注資格は問題ありません。

ただし、以下の条件が必要となります。

 ①無期雇用労働者(契約期間の定めのない方)であること。つまり、契約社員ではなく、正社員雇用であることが必須の条件になります。

離職表の提出が必須。また、転職活動等で、離職期間がある場合、失業保険をもらっていないこと。

前職と合わせて育児休業を開始した日前2年間に被保険者期間が12か月以上必要※緩和条件もあるそう

 ざっくりいうと、前職で1年弱かつ正社員待遇であれば、たとえ妊娠していた状態で転職しても育児休業給付金はもらえます!色々な条件が重なり、不安な場合は、事前にハローワークに相談にいきましょう。相談だけであれば、どこのハローワークで大丈夫です。私も事前相談にいきましたが、日中の昼間は待ち時間もなく、非常に親身に相談にのっていただきました。

 

保育園の入園に影響はないの?

 特に、第1子の場合、認可保育園では兄弟加点がないので、フルタイム共働きの満点もしくは、なんらかの特殊加点がないと都心部では入園が厳しい状況です。そのため、内定先の規則、自治体の点数を確認してから、どう動くか、いつ動くか、を決める必要がでてきます。

 ケース1:退職後、転職活動をした場合。

 内定先さえ問題なければ、すぐにでも入社することをおすすめします。なぜなら、退職してしまうと、たとえ、内定先が決まっていたとしても、転職活動中扱いになり、一気に点数が下がる自治体が多いからです。ただ、入社が1年未満であれば、育児休暇が取得できないという企業の規則がある場合があるので、その点だけ企業側に確認しましょう。(産休あけで復帰するガッツがあれば問題ありませんが、産休あけの保育園乳編も厳しいです)また、この際、すでに失業保険を受給した状況であれば、育児休業は取得できるのものの、残念ながら給付金を受け取ることは難しくなります。

 もし、内定先が復帰後でないと入社が難しいということであれば、認可保育園ではなく、最初から認証保育園に保育園を絞りましょう。認証保育園やベビーシッターに預けて一定月数働いていれば、加点につながります。このように、住んでいる自治体のルールを確認し、保育園入園の戦略を建てることが必要になってきます。

ケース2:在職中に内定が出た場合

 多くの自治体で認可保育園の条件となっているのが、「必ず前の職場に復職しなければいけない」という条件があることです。そのため、内定先と交渉し、出産前に転職を出来るようにしましょう。※ただ、前述のように内定先の規則によります。

 もし、復帰後に入社となる場合は入社時期に注意が必要です。認可保育園に内定していたら、まずは前職に復帰し、すぐに退職の旨を伝えて、転職としなければ、内定が取り消される可能性があります。すこし、悪いことをしている気持ちにはなりますが、こうすることで、育児給付金ももらいつつ、育児休暇も取得でき、かつ認可保育園の枠も確保することが可能です。 入社後であれば、と退職してしまうと、認可保育園の条件に引っかかり、退園を要求される可能性もあります。自治体に確認しておきましょう。

 

妊娠中の転職でよいこと、悪いこと

 妊娠中に転職しておくとよいことは、復帰後に、よりスムーズに早く転職先になじむことができることです。また、第1子の場合、子供がいて仕事をするという環境の変化、仕事がかわるという環境の変化、育児休暇から働くという環境の変化と3つの変化が同時に襲ってきます。より環境の変化を少なくするために、ひとつでも変化を減らしていくことが、復帰後の生活をより楽にしてくれます。

 逆に悪いことは、まだ有給がないため、体調不良等でなかなか休めないことです。(企業によりますが、休めるが減給となるケースが多いです)また、長くつとめていると、有給がたまっている場合、早めに産休に入るケースが多いですが、転職するとそもそも有給がないため、予定日の6週前という法で定められているギリギリまで働かなくてはいけないため、状況によっては非常に辛いという人もいると思います。

 

まとめ

 転職と妊娠、30代前後であれば多くの人が悩むことが多いと思います。なかなか、いずれも計画通りに行かないところでもあります。仮に、妊娠と転職のチャンスが来てしまった場合は、安易に即決せず、自治体の保育園入園規則、ハローワークでの育児休業給付金の受注規則、内定先の企業規則、元の会社の企業規則と4つを確認しながら、身長に進めていき、交渉が出来る箇所は交渉することで、スムーズかつ金額的にも損をしない転職になるかと思います!

ママがスタートアップに転職することを選択肢にいれてほしい理由。

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はじめに

 こんにちは。6000人規模の大企業から、少人数のスタートアップに出産後転職したワーママです。転職先の候補として、スタートアップ、事業的に面白そうだけれど、なんだかつぶれそう、ベンチャーってブラックなんじゃ、給料とかどうなの、と不安になっている人も多いと思います。思い切って飛び込んだ私からみたスタートアップでママが働くことの魅力をお伝えできればと思います。

 

 

そもそもスタートアップって何?

 スタートアップとは、新しい価値を世の中に発信しようとしている企業で、新しいが故にまだあまりうまく収益モデルができていない企業のことを指します。社長1人という企業から、数十人程度の社員がいる企業が多く、設立数年という企業体がほとんどです。基本的には、VCからの投資を受けて会社の運営はされており、どのようなVCからいくら調達しているのか?がスタートアップを評価する一つの指標と言えるかと思います。そもそも、まだ投資すら得ることができないスタートアップも多いです。

 

スタートアップでの働き方

 スタートアップでの働き方といっても、通常の日本企業とあまり変わりません。最新の働き方で、リモートワーク多用しているからママに向いている!と思う人もいるかもしれませんが、まだビジネスモデルが確立していないので、意外ですが顔を合わせてミーティングすることを重視する傾向が高いように感じます。そのため、何か理由がない限りは出社して、普通に働くスタイルを好む会社が多い印象です。

 また、勤務時間もしっかりと決まっているという会社が多いです。ただ、それもなんとなく決めたから、という理由なので、何か理由があれば、相談してくれたらある程度自由にしてもいいよ〜というスタンスの会社が多いので、融通は聞きやすいのは事実かと思います。

 決してスタートアップだから、ベンチャーだから、働き方は自由〜!という訳ではないので、その点は注意して行く事が必要となります。

 

なんでスタートアップだったのか

 転職活動をする前はまったく、スタートアップ視野になかったのですが、とあるエージェントに相談にいったら、時短勤務希望であればこんな求人ですかね・・・、と出されたのが、すべて契約社員でした。私は、学歴もそこそこあり、正社員総合職で働いていて、近い待遇での転職を希望していました。エージェントも非常に申し訳なさそうに、正社員では残業なし、もしくは、時短というだけで、条件が難しいですとの回答。ただ・・といって提示されたのは、いくつかのベンチャー企業の求人でした。ベンチャーであれば、ある程度融通も聞くし、ママの転職事例もあるので問題ないかと思います、とのことでした。(補足すると、私の経験職種が理系専門職で、業界的に残業があるのが一般的でした。そのため、残業しないもしくは時短とした瞬間に、正社員求人がなくなりました)

 私がママであっても、汎用的なスキル(人事や経理、営業等)の経験があったり、リクルートや商社出身のようなネームバリューがあれば、比較的好条件で、企業規模は変えずに転職ができたかもしれません。

 この面談の後、大手企業そして、今までの職種をすっぱりとあきらめ、ベンチャーあるいはスタートアップに絞った就職活動に切り替えました。定時が短いフルタイムの企業や外資企業を視野にいれてもよかったのですが、気持ち的に「大手企業疲れた」という気持ちが強かったので、見ない事にしました。

転職活動で感じたこと

 転職活動には主にwantedlyを使いました。

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wantedlyは、「話を聞きにいく」という面接よりも、ややカジュアルな面談申し込みが出来るのですが、大抵が面談までは進むことが出来たように感じます。いくつかの選考をうけましたが、ママだからというのは、そこまで大きな阻害要因ではありませんでした。

 また、今の会社に入って採用側にもなってみて思うのは、スタートアップの採用基準は、①その人自身の魅力②事業への共感③既存メンバーとの相性を重視して、採用をしていると思います。いずれも高ければ、ママであることはそこまでマイナスではない、という評価になります。よく面接であるという噂の子供が熱でたらどうします?とかそういう質問はあまりなかったですね。今の会社では、内定後に調整をしていきました。

 スタートアップは状況が常に変わるので、①②③すべてよくても、今だと任せられる業務がないという点で断るケースもあります。その場合は、言い方が悪いですが、キープとなり、フェーズ拡大の時に再度声をかけてもらう、というプロセスになります(実際に受けた会社で1社この形での通知がありました、今の会社でも、何名かこの形を出しています。)

スタートアップで働く利点

 企業で時短や残業なしで働いている人の多くが、マミートラックにはまっていることが多いのではないでしょうか。産前よりも仕事レベルが落ちた気がする、出世レールから外れた、時短は不本意だけどフルタイムの残業リスクが怖い、かといって、ベビーシッター駆使して仕事に100%も振り切れない。わがままといえば、そうなんですが、女性は、キャリアにたいしてわがままだと思います。どちらかというと、そんなわがままの女性の方がスタートアップが向いていると思います。時短だ、ラッキー!ゆるーくながーく働くー子供が幼稚園に入ったらやめても良いかなーという女性にはスタートアップは向いてないように思います。

 

①コミュニケーションコストがかからないため、非常に効率的に働ける

 大企業で働いていた私からすると、コミュニケーションコストの少なさに驚きます。誰かに頼むために、席を移動しなくてもよいです。チャットで完結します。無意味なミーティングは少ないです。報告やちょっとした議論もチャットで完結します。何か提案がある際、社内説明用の資料をパワーポイント等で作ることもなく、チャットで完結します。無駄に部長をまわって判子をもらったり、自分の話を通すために上司に事前に根回ししたり、そんなことも必要ありません。普通に社長もしくは、上司と会話すれば問題ありません。

 時短勤務である程度努力して働いた経験のある女性であれば、スタートアップでの6時間は、大企業の8時間〜10時間労働くらいに相当する感覚になると思います。そして、無駄に女性やママだから効率よく・・・なんて求められることは少ないです。むしろ、ほとんど、多くの社員が効率性を重視し、如何に無駄を省き仕組みかするかを重視しつつ、働いています。(エンジニアとか如何に楽するかを考えないといいシステムできないですから、その点は心地よさすら感じます)

 

②多様性のある文化。邪魔なおっさんはいない。

 スタートアップは転職してきた人が多いため、多くの企業にいる長年居座って古い価値観をさらけ出し、さらに権力があるようなおっさんはいません。子育てに理解を示しているようで、ほぼ奥さんに丸投げしたから実態のわからず、とんちんかんな事を言ってくる上司もいません。(面談でイライラした経験のある女性も多いでしょう)

 会社設立が若ければ若いほど、学生社員やインターン、業務委託、副業など、雇用形態も様々な傾向があり、非常に多様性に溢れています。エンジニアであれば、海外の方も多く見られます。フルタイムで会社に命かけますという男性が主体な会社ではないので、時短勤務は多々ある多様性の一部でしかありません。時短だから、ママだからといって阻害感を感じなくてもよい雰囲気があるのは、個人的には非常に魅力だと思っています。

 転職組もどちらかというと、仕事はもちろん重視したいが、ワークバランスや働き方を考えて大企業から出てきました!という人も多いので、育児やプライベート、休息することに対して理解がある人が多いと思います。

 余談ですが、インターンがいると、バイトがあるので16時に帰宅したり、追試のため急に休んだり、というのが多いです。そのため、ママも「子供が熱が」というのは非常に言いやすい雰囲気です。

 

④スピード感をもって、ある程度裁量権を持って仕事を進められる。

 仕事自体は、恐ろしくスピード早くフットワークも軽いです。こんな事したい!と思った事がすぐ形になるので、非常にやりがいがあります。①で書いたように、コミュニケーションコストが少ないので、社内調整等、意味のない仕事は少ないように感じます。また、スタートアップ自体が、社会的課題の解決をテーマにしているので、自分達で社会をよくしていくんだ、という一種の使命感を持って働くこともできます。

 個人に与えられる裁量権も大きいので、自分で色々と考えながら仕事を進める事を楽しめるタイプや一般企業での承認プロセスの煩わしさにストレスを感じていたタイプには非常によい環境だと思います。評価システムも明確にあるわけではないので、会社のためになると思った事をやっていくことで、自然と評価されていく、というイメージでしょうか。無駄に半期毎にA評価をとらないと昇格しない(育休とったら振り出しもどる)、10年たったら課長職の試験で同期はどんどん上がっていく、という無駄なストレスはありません。

 そのため、時短勤務や残業なしで諦めていたマネージャー職への挑戦や、業務レベルの低下といった問題は、自分の気持ち次第ですが、望めばかなう環境はあると思います。

 

スタートアップで働くリスク

 いいことばかりではなく、スタートアップはリスクが多いと思います。ただ、個人的にスタートアップで働くリスクはある程度、対策と回避ができるのかなと感じています。例えば、倒産リスクは高いですが、その分スタートアップでのキャリアを生かし、転職すればよいので、リスクでありながらもリスクではないのではないでしょうか。そういう視点でリスクを見ていただければと思います。

 

①給料や待遇、福利厚生はダウンする

 当たり前ですが、多くのスタートアップは投資で運用をしており、まだ満足な利益を出している状態ではありません。そのためボーナスがなかったり、福利厚生がなかったり、です。そのため、人によっては月給ダウンは多いにあると思うので覚悟は必要です。また、大手企業であるような、退職金等の制度は一切ありません。本当に基本的な、厚生年金や交通費支給等当たり前の制度が整備されており、+アルファは会社がどのくらい利益が出ているのか、成長しているのかで大きく変わってきます。

 ただ、成長が早いので、人によっては一気に昇級して、数十万単位で上がるということもありますし、ストックオプションの制度がある会社もあるので、リサーチし、覚悟をしておけば問題はないかな、と思います。どうしても、納得できない点は直接交渉すれば、制度が新たにできる、という事も多いにあります。

 

②カルチャーマッチング

 大企業と違い、非常に人数が少ない分、人との相性、組織の相性が重要になってきます。特に30名以下の組織であれば、なおさらです。事前にできるだけ多くの社員と合い、経営者とも会話をする等して、極力ズレをなくす必要があります。意外とここは大企業よりもシビアかもしれません。

 また、年齢がある程度高い方が転職する場合は年齢層にも注意が必要です。上司が20代で、一回り以上下になるケースもザラにあります。入社するボジションで元々役職がついて転職する場合、役職がつかない場合、人によって違うと思いますが、プライド的に年下の上司が、許せない方はやめておいた方が無難です。年齢帯は20代中心、30代中心、40代中心、バランスよく、など特徴があるので、気になる方は社員の年齢構成と配属されるのであれば、その上司の年齢を確認しておきましょう。

 

スタートアップが気になるなら、まずは面談をしてみよう

 スタートアップは、複数社と面談をしてみると、なんとなくスタートアップ業界が、わかってきました。スタートアップ専門の転職エージェントもいるので話を聞いてみるのもよいと思います。ただ、制度が整っているから、今の会社が慣れているから、そんな風に思いながらも、スタートアップと面談だけでもしてみると世界が広がり、結果転職しなかったとしても納得の上、働く事ができるのではないか、と感じています。非常に刺激になります。

 私自身は、色々と悩み、リスクはある程度受け止めながらも、今、楽しく働いていて「転職してよかったな」と感じています。なので、大きな組織の中で悶々としながら、転職を考えているママが、選択肢の一つとしてスタートアップを入れる方が少しでも増えればいいなーと思っています。(優秀な人材を常に求めています!)