2児のママだけど、転職してみました。

都内にすむ2児のワーキングマザーです。ワーママ、転職、日々の発見等

妊娠していても転職して大丈夫?育児休業給付金の受給資格や保育園の入園についてまとめてみました。

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はじめに

こんにちは。転職内定とともに妊娠が発覚し、勢いで転職してしまったワーママです。妊娠中の転職(しかもすでに子持ち)のため、通常の転職とは違って色々なことが不安でした。おそらく、母数も非常に少ないため、ネットでもあまり出てきません。出てきても、「非常識だからやめましょう」等です。

 その不安を乗り越え、今は、無事に出産し、育児休業を取得し、2019年4月に復帰を予定しています。同じ悩みを持っている方の後押しになればと思い、自分の経験をまとめています。

 

 

私が転職をした理由

 私は、ワーママとして1年ほど働き、時短勤務ですが働くことに限界を感じていました。元々大企業で10年近くつとめており、専門職で資格もあり、働きやすい制度も整っていました。ただ、この会社であと10年つとめたら私に何が残るんだろう、というママとはあまり関係ない漠然としたキャリアへの不安と、時短勤務とは言いながら残業や顧客対応業務のストレスが常時あることで、ママとして長く続ける仕事ではないなというママ目線でのキャリアへの不安から、転職するなら今のうちだと思い転職活動を決意しました。

 

妊娠中ってそもそも転職できるの? 

 私は出来ました。友人も出来ました。結論として出来るか出来ないかでいうと出来ると思います。ただ、まだ厳しいことは確かです。そもそも、女性自体が企業での転職が男性よりも難しいことは大前提として、(悲しいですが)まだある上、ましてや、子持ちで時短希望(残業なし)、妊娠中というハンディで転職をするのは非常に困難ですが、受け入れてくれる企業は必ずあります。

 ポイントは、①転職エージェントを女性もしくはママに特化したサービスを活用すること、②働きやすさを重視している企業を狙うこと(残業0等打ち出している、女性が多い職場等)③会社規模やネームバリューにこだわらない、です。特に、③ですが、意外と制度が整っていない会社や人数の少ない会社の方が融通が聞くので、変に制度のある大企業よりよいケースもあります。あまり事前の情報だけで、選り好みせずに、まずは話を聞いてみる!というフットワークの軽さも重要になってきます。(現に私は育児休暇制度がない会社に転職し、私のために作ってもらいました)

 

妊娠中の転職で気をつけること

 私は、妊娠と同時に転職活動を終えたので、正確には妊娠中に転職活動はしていません。つわりがひどくなる前に完了しています。妊娠中はつわりに限らず、体調が不安定なこともあるので、まずは体調が安定していることが非常に重要だと思います。

 また、もしすでに私のように子供がいる状態であれば、そもそも転職活動に使える時間も限られてきて、あまり時間を使うことが難しいかと思います。そうなると、産休に入る前に転職したい場合、思い通りに進まない可能性も高いので、もし在宅勤務であれば、在宅勤務の日をうまく利用する、半休を使う等、時間を捻出して転職活動をスムーズに進めることが必要となってきます。

 事前に準備しておく事項として、仮に内定が出た場合に、すぐに転職できるのか、前職での引き継ぎが必要なのか(産休までにどのくらい働けるのか)、産休に入るまで及び復帰後の働き方(時短なのか、フルタイムなのか、在宅希望なのか)を出来る限り、明確にすることが必要です。給料だけではなく、働き方も含めた条件を具体的に企業に自ら提案提示していくことが、転職後、お互いの認識のズレも少なくなると思います。

 

育児休業給付金は取得できるの? 

かつての条件で、「同じ事業者で1年以上勤務すること」という条件があったため、未だその情報がネット上に残っているので、混乱が生じているのですが、結果的に、同じ事業者で、1年以上の勤務条件がなくても受注資格は問題ありません。

ただし、以下の条件が必要となります。

 ①無期雇用労働者(契約期間の定めのない方)であること。つまり、契約社員ではなく、正社員雇用であることが必須の条件になります。

離職表の提出が必須。また、転職活動等で、離職期間がある場合、失業保険をもらっていないこと。

前職と合わせて育児休業を開始した日前2年間に被保険者期間が12か月以上必要※緩和条件もあるそう

 ざっくりいうと、前職で1年弱かつ正社員待遇であれば、たとえ妊娠していた状態で転職しても育児休業給付金はもらえます!色々な条件が重なり、不安な場合は、事前にハローワークに相談にいきましょう。相談だけであれば、どこのハローワークで大丈夫です。私も事前相談にいきましたが、日中の昼間は待ち時間もなく、非常に親身に相談にのっていただきました。

 

保育園の入園に影響はないの?

 特に、第1子の場合、認可保育園では兄弟加点がないので、フルタイム共働きの満点もしくは、なんらかの特殊加点がないと都心部では入園が厳しい状況です。そのため、内定先の規則、自治体の点数を確認してから、どう動くか、いつ動くか、を決める必要がでてきます。

 ケース1:退職後、転職活動をした場合。

 内定先さえ問題なければ、すぐにでも入社することをおすすめします。なぜなら、退職してしまうと、たとえ、内定先が決まっていたとしても、転職活動中扱いになり、一気に点数が下がる自治体が多いからです。ただ、入社が1年未満であれば、育児休暇が取得できないという企業の規則がある場合があるので、その点だけ企業側に確認しましょう。(産休あけで復帰するガッツがあれば問題ありませんが、産休あけの保育園乳編も厳しいです)また、この際、すでに失業保険を受給した状況であれば、育児休業は取得できるのものの、残念ながら給付金を受け取ることは難しくなります。

 もし、内定先が復帰後でないと入社が難しいということであれば、認可保育園ではなく、最初から認証保育園に保育園を絞りましょう。認証保育園やベビーシッターに預けて一定月数働いていれば、加点につながります。このように、住んでいる自治体のルールを確認し、保育園入園の戦略を建てることが必要になってきます。

ケース2:在職中に内定が出た場合

 多くの自治体で認可保育園の条件となっているのが、「必ず前の職場に復職しなければいけない」という条件があることです。そのため、内定先と交渉し、出産前に転職を出来るようにしましょう。※ただ、前述のように内定先の規則によります。

 もし、復帰後に入社となる場合は入社時期に注意が必要です。認可保育園に内定していたら、まずは前職に復帰し、すぐに退職の旨を伝えて、転職としなければ、内定が取り消される可能性があります。すこし、悪いことをしている気持ちにはなりますが、こうすることで、育児給付金ももらいつつ、育児休暇も取得でき、かつ認可保育園の枠も確保することが可能です。 入社後であれば、と退職してしまうと、認可保育園の条件に引っかかり、退園を要求される可能性もあります。自治体に確認しておきましょう。

 

妊娠中の転職でよいこと、悪いこと

 妊娠中に転職しておくとよいことは、復帰後に、よりスムーズに早く転職先になじむことができることです。また、第1子の場合、子供がいて仕事をするという環境の変化、仕事がかわるという環境の変化、育児休暇から働くという環境の変化と3つの変化が同時に襲ってきます。より環境の変化を少なくするために、ひとつでも変化を減らしていくことが、復帰後の生活をより楽にしてくれます。

 逆に悪いことは、まだ有給がないため、体調不良等でなかなか休めないことです。(企業によりますが、休めるが減給となるケースが多いです)また、長くつとめていると、有給がたまっている場合、早めに産休に入るケースが多いですが、転職するとそもそも有給がないため、予定日の6週前という法で定められているギリギリまで働かなくてはいけないため、状況によっては非常に辛いという人もいると思います。

 

まとめ

 転職と妊娠、30代前後であれば多くの人が悩むことが多いと思います。なかなか、いずれも計画通りに行かないところでもあります。仮に、妊娠と転職のチャンスが来てしまった場合は、安易に即決せず、自治体の保育園入園規則、ハローワークでの育児休業給付金の受注規則、内定先の企業規則、元の会社の企業規則と4つを確認しながら、身長に進めていき、交渉が出来る箇所は交渉することで、スムーズかつ金額的にも損をしない転職になるかと思います!